2018年04月12日
シーザーフリップ帰還♪
修理を依頼していたシーザーフリップのレンズと眼鏡一式が帰ってきました。
ついでに、晴天用に「アクションコパー」のレンズ加工もお願いしたので朝夕用の「イーズグリーン」と併せれば全天候偏光グラスの完成です。
別に、ピーカン用の「トゥルービュースポーツ」の偏光グラスも有るので鬼に金棒です(笑)
フライのアイにティペットが通らなくなって久しいのですが、現在まで色々な対策をしてきました。そして、最後にたどり着いたのが現在のシーザーフリップです。
コマーシャルはさておき、ざっと僕の老眼対策を振り返ってみました。いやあ、いろいろと頑張ってきたものです(笑)
ある日、フライのアイにティペットがなかなか通らないのに気づく!(そう言えば、新聞の文字や雑誌の文字も霞んで見える気がする)
そう老眼の始まりです、いつの間にかとうとう老眼鏡を使い始めるようになります。
当然ながら、釣り場でも次々と老眼対策が施されていく事になります。
【1.偏光グラスと老眼鏡を併用することに】
①老眼鏡をグラスコードに吊るし、フライやティペットの交換時に偏光グラスと老眼鏡をかけ替えると言う極めて原始的なテクニックから始まる。
長所:特にない。
短所:面倒くさい、偏光グラスを外した時いちいちベストのポケットに入れないといけない。
②サイトマスターのツイングラスコードを使って、老眼鏡と偏光グラスをぶら下げて使ってみた。
長所:何となくそれっぽくてカッコいい気もする。
短所:老眼鏡と偏光グラスを交換する度にグラスコードが絡んでイライラする。
③サイトマスターグラスケースをホルスターにしてみた。
長所:何となくそれっぽくてカッコいい気もする。
短所:老眼鏡と偏光グラスを交換する度にグラスコードが絡んでイライラする。
③サイトマスターグラスケースをホルスターにしてみた。
長所:交換時の出し入れは少し楽。
短所:ケースが大きいのでやっぱり邪魔になる。
④老眼鏡をコンパクトにしてポケットに入れておく事にする。(ナンニーニの折り畳み式リーディンググラス)
長所:ナンニーニのコンパクトグラスは折りたたむと薄くた平になるので邪魔にならない。
短所:ケースから出して、開いて、やっぱり面倒くさい。
【2.いよいよ拡大鏡を使ってみる事になる】
①FlipFocalを購入
長所:これは使い易かった、拡大鏡だから大きく見えるし使わないときはキャップのつばの下に折りたたんで置けるから邪魔にならない。
短所1:キャップじゃないと付けられないし針を刺すので帽子に穴が開く。(別メーカーでクリップ式のも有るね)
短所2:帽子を変える度に付け直さないといけない。その日の気分で帽子を替えるおしゃれな僕には結構つらい。(笑)
②FlexSpex(Kenqubeで購入。グラスの部分が磁石で着いていて左右に分かれる、帽子の横にクリップで止める)
長所:帽子を変えてもクリップで挟むだけだから面倒ではない。
短所1:でもハットには付けられない。(やっぱり帽子を選ぶ)
短所2:使わないときは帽子の脇とかつばの上とかに折り曲げておくのだが何となく邪魔っぽいのといまいちスタイリッシュじゃない。
③Real-Sight-Projectのフリップ拡大鏡(偏光グラスのレンズを挟む形で取り付ける)
長所:帽子を選ばないし、普段は帽子のつばの陰に隠れるので邪魔にならない。
短所1:偏光のレンズを挟むのでレンズが傷つきそうで怖い。
短所2:固定方法がレンズを挟んでいるだけなので不安定。
短所3:やっぱりカッコ良くない(笑)
結局、FlipFocalが一番安定して使えていたので、複数個用意し、使いそうな帽子につけていた。暫くはこの時期が続く。
【3.二重焦点レンズ付き偏光グラスが登場した】
①TALEXのバイフォーカルレンズ(丸玉二重焦点レンズ)付き偏光グラスを導入。新発売時のモニターにたまたま当たってレンズを安く買えた。但しRIDOLのフレームを新調したので結構な値段になってしまった。(笑)
長所1:老眼のレンズは小さく目立たないので普通に偏光グラスをかけているようにしか見えずカッコ良い。
長所2:作業はちょっと顔を下げて上目遣いで老眼鏡越しに行うだけなので邪魔者がない。
短所:結局、フレームも新調したのコストアップした。
このレンズの出現で、僕の老眼対策はほぼ一段落する、とにかく偏光グラスをかけるだけで済むのはストレスフリーだった。
ところが、予期せぬことは起こるもの、ある日の某川での事、川岸に張り出した木の枝の下に定位するニジマスに#18のクリーム色のソラックスダンを送り込んだ時、その5、6メートル先のフライがぼやけたクリーム色の塊にしか見えないのだ、そう言えば最近運転していても道路標識の文字がぼやけて見えるようになった
なんと、それまで2.0だった視力が0.6程度まで落ちていたのだ。しかも左右で視力が違うのでもう眼鏡なしではいられない。
結局、普段でも遠近両用の眼鏡が必要になり、釣りも今までのシステムでは対応できなくなった。
今まで偏光グラスをベースに老眼対策を考えていたものが遠近両用メガネをベースに偏光レンズを考えなくてならなくなった。
【3.遠近両用メガネと偏光グラスを組み合わせてみる】
取りあえず、今までと違いコストがかかるので机上での判断となるのだが、いろいろ考えてみた。
①度付きの偏光グラスを作る
長所:何のストレスも無いのでこれが一番かな
短所:初期投資が大きい上、目の劣化に伴いレンズの度数が変わる可能性を考えると非常に高コストになる
⇒却下
②サイトマスターのフリップオンの偏光グラスにする
長所:コストは幾分低く抑えられる
短所1:自分の眼鏡にピッタリサイズではないので何となく美しくない
短所2:フリップオンはやっぱり不安定だと思う
⇒却下
③CAESAR-FLIP+ TALEX(鯖江の眼鏡メーカー、SASAMATA社製のシーザークリップにタレックスの偏光レンズを組んでもらう)
長所1:自分の眼鏡に合わせて作成できるので違和感が無くカッコいい
長所2:レンズの上下をステンレスワイヤーで抑えるので非常に安定している
長所3:ハネ上げ角度が60°、120°、180°の3段階に固定できるので状況に応じた調整ができる。
長所2:レンズ交換可能なので複数の偏光レンズを交換して使える
短所1:制作時のコストはそれなりにかかる。(TALEXセットだと21,000円、でも標準の偏光だと8,000円程で作れるはず。)
短所2:フレームが見た目、華奢なので壊れそうで怖い(・・が実はチタン製なので大丈夫)
⇒採用!
ついに、これが最終形の老眼対策システムとなったのである。
しいて言えば、今回のように、レンズに差し込まれるアクリルっぽいピンが折れる場合があるかもしれない。
軽量化のため素材的に仕方が無いと思うけれど、修理可能なので問題は無いと思う。
ただし、CAESAR-FLIPの取扱店は多いが、+TALEXと言うとそうそう多くない。
何故ならどちらも特約店なので両方のアンドが取れる店しか作れないのだ。
僕は、札幌の「グラスタイムシバタ」さんにお願いしているが、遠いよね(笑)
それでも速やかに対応して貰えるので大変満足しています。
そんな事で、シーザークリップのまとめです。
【シザークリップとTALEXのレンズ】
レンズはTALEX CACCHU ハードマルチコートレンズ、晴天用にアクションコパーと朝夕用にイーズグリーン
【遠近両用メガネにセッティング】
フレームはチタンフレームで有名なRIDOL(TALEXのコラボレーションブランドでもある)
僕のアウトドア専用眼鏡で、軽くておさまりが良いRIDOLのフレームはお気に入り
【フリップオン】
これが180°ハネ上げた状態、しっかり固定されるので下がったりするストレスが無い。120°、60°
の三段階に固定される
【シーザークリップ本体】
本体はチタン製、ワイヤーはステンレス。トップフックとアンダーフックの2点で支持されるので安定する
【レンズ接続部】
レンズに付いた樹脂製のホルダーがここに差し込まれる。
【レンズ装着前】
レンズについている樹脂製ホルダー部分をつまんで挿入する
【レンズ装着後】
樹脂製ホルダーの穴にシーザーフリップ本体のポッチがハマればOK
【装着完了】
もう、とにかく軽い
もう、このシステム以外には考えられないのであります。
そういえばサイトマスターでもシーザーフリップ取り扱い始めたんですね。
残念ながら、レンズの形状は固定らしいけど。