2024年01月27日
フクロモモンガは冬眠しないのです・・この記事は2023年1月6日に書きました
僕はフクロモモンガを飼っています。名前をももちゃんと言います。ベタな名前だなあと皆に言われます(笑)
そして事件は起きました。
そして事件は起きました。
一昨夜のこと、夕食も風呂も済ませて部屋に戻りももちゃんに声をかけたのですが名前を呼んでも全く反応が無く、ケージから逃げ出したかと思ってよく見るとハンモック型の寝袋の中で背中を丸めていました。もう一度名前を呼びましたがやはり反応がありません。何時もならこちらを向いて「なんだようるせえなぁ」的な顔を見せるのですが今夜は全く無視しています。まさかと思って寝袋に手を突っ込んで身体に降れたとき一瞬自分の体が凍り付きました。ももちゃんの身体は硬直して氷のように冷たくなっていました。

身体が硬直して氷のように冷たい
早朝、私が目覚めた時には私の姿を見るなり寝袋から飛び出してきて元気におやつをねだっていたのに一体何があったと言うのでしょう。
ももちゃんのハウスを見て原因はすぐに分かりました。朝、ハウスの掃除をするためにももちゃんの寝床にしていた毛布とそれに挟んでいた保温ヒーターを取り出したまま戻すのを忘れて出社してしまっていたのです。
新年早々とんでもないことをしてしまいました、でも後悔していても始まりません。私は部屋に置いてあるファンヒーターのスイッチを入れ室温を上げ、冷たくなったももちゃんを左の掌に、右の掌で身体を擦りました。手遅れなのはわかっていても「たのむ生き返ってくれ、生き返ってくれ」と願いながら身体を擦り続けました。何の変化もないまま30分程過ぎた時、ももちゃんの目がうっすらと開いたような気がしましたが、「あ生き返った・・・」と思ったところで再び瞼を閉じてしまいました。
身体は相変わらず冷たくピクリともしません、私は奇跡を信じてももちゃんの身体を擦り続けました。更に30分程経った時ぎゅっと握りしめていたももちゃんの指が開き、握っている私の親指に爪が刺さりました。よく見ると目も半開きになってこちらを見ています。長い尻尾がゆっくりと力無く動きだしました。「やった今度こそ生き替えった・・・」身体の硬直も取れて来たようで握っている左手の親指を使って心臓あたりのマッサージを続けました。

やっと目を開き、尻尾も力なく動き出した
やがて動きを取り戻し、一体何があったんだとでも言うように頭をクルクル回して周りを見渡し、掌の中を蹴飛ばしながら背伸びをして与えたおやつを夢中で頬張ります、何時もの元気な姿に復活したのは時計の針が日付を跨いだ頃でした。

なにこれ美味しいわ。やっと食欲も戻った
後に調べたところ、一説ではフクロモモンガは20℃を下回ると低体温症になるといわれます、そして10℃を下回ると冬眠状態(偽冬眠と言うらしく所謂仮死状態)に陥ってしまうのだそうです。熱帯に住むフクロモモンガは冬眠はしないので偽冬眠が続くと栄養不足になりそのまま死んでしまうのだそうです。
確かに一昨日の冷え込みは厳しく日中でもほとんど気温が上がらずに寒い部屋でハンモック型の寝袋で凍えていたのでしょう。私のうかつな行動で危うく大切な家族を亡くすところでした、命を預かる事の責任を痛感した新年でした。
ヒーターを入れた毛布の中で爆睡したももちゃんは朝には毛布を飛び出して元気に遊びまわっています。いつものように手を出すと両手を広げて「ギーギー」と威嚇してきます。昨晩からの出来事が余程頭に来たのでしょう、果たして仲直り出来るのでしょうか(笑)
ももちゃんが我が家にきて早7年目、遠くない将来にこれが現実となる日が来ます、私が生きていれば今回以上の悲しみと苦しみに襲われることでしょう。命を預かる以上は覚悟しておかなければならないのです。

早朝、私が目覚めた時には私の姿を見るなり寝袋から飛び出してきて元気におやつをねだっていたのに一体何があったと言うのでしょう。
ももちゃんのハウスを見て原因はすぐに分かりました。朝、ハウスの掃除をするためにももちゃんの寝床にしていた毛布とそれに挟んでいた保温ヒーターを取り出したまま戻すのを忘れて出社してしまっていたのです。
新年早々とんでもないことをしてしまいました、でも後悔していても始まりません。私は部屋に置いてあるファンヒーターのスイッチを入れ室温を上げ、冷たくなったももちゃんを左の掌に、右の掌で身体を擦りました。手遅れなのはわかっていても「たのむ生き返ってくれ、生き返ってくれ」と願いながら身体を擦り続けました。何の変化もないまま30分程過ぎた時、ももちゃんの目がうっすらと開いたような気がしましたが、「あ生き返った・・・」と思ったところで再び瞼を閉じてしまいました。
身体は相変わらず冷たくピクリともしません、私は奇跡を信じてももちゃんの身体を擦り続けました。更に30分程経った時ぎゅっと握りしめていたももちゃんの指が開き、握っている私の親指に爪が刺さりました。よく見ると目も半開きになってこちらを見ています。長い尻尾がゆっくりと力無く動きだしました。「やった今度こそ生き替えった・・・」身体の硬直も取れて来たようで握っている左手の親指を使って心臓あたりのマッサージを続けました。

やがて動きを取り戻し、一体何があったんだとでも言うように頭をクルクル回して周りを見渡し、掌の中を蹴飛ばしながら背伸びをして与えたおやつを夢中で頬張ります、何時もの元気な姿に復活したのは時計の針が日付を跨いだ頃でした。

後に調べたところ、一説ではフクロモモンガは20℃を下回ると低体温症になるといわれます、そして10℃を下回ると冬眠状態(偽冬眠と言うらしく所謂仮死状態)に陥ってしまうのだそうです。熱帯に住むフクロモモンガは冬眠はしないので偽冬眠が続くと栄養不足になりそのまま死んでしまうのだそうです。
確かに一昨日の冷え込みは厳しく日中でもほとんど気温が上がらずに寒い部屋でハンモック型の寝袋で凍えていたのでしょう。私のうかつな行動で危うく大切な家族を亡くすところでした、命を預かる事の責任を痛感した新年でした。
ヒーターを入れた毛布の中で爆睡したももちゃんは朝には毛布を飛び出して元気に遊びまわっています。いつものように手を出すと両手を広げて「ギーギー」と威嚇してきます。昨晩からの出来事が余程頭に来たのでしょう、果たして仲直り出来るのでしょうか(笑)
ももちゃんが我が家にきて早7年目、遠くない将来にこれが現実となる日が来ます、私が生きていれば今回以上の悲しみと苦しみに襲われることでしょう。命を預かる以上は覚悟しておかなければならないのです。
Posted by 老眼親父 at 06:00│Comments(0)
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