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2015年05月19日

GWは日光モルドールへ

5月4日、5日の巻

世の中は既にGW気分が蔓延し、長い会社では11連休なんてところもあるようですが、僕はと言えば毎年の事ですがカレンダーの指示どおりに働くことになっているので、イマイチ盛り上がりに欠けているところであります。

でも連休は連休、この時期は毎年の定例行事でもある弟と二人一泊釣行に出かけるのであります。
この時期、どこに行っても釣り人ばかりで魚なんか遊んでくれないのは十分解ってはいるのだけれど恒例行事でありますから出かけない訳にはまいりません。

今日は5月4日、北に向かえば帰り道の渋滞は必至だし、西はこの春の大雪で未だ雪代が落ち着かない状況なので取敢えずは南に向かいましょうか、そんなこんなで栃木県は鬼怒川上流に目標を設定しました。
鬼怒川流域ならいくつもかの支流を回ればそこそこ楽しめるでしょうし、温泉も入れるだろうしね。

いつもなら前日夜には出発しているところですが、お隣の県でもあり当日の朝のんびりと出発です。
給油してコンビニで朝ごはんを調達して、と普段の日帰り釣行と何ら変わることの無いスロースタート。
それでも十分に勝算はあったのです僕の計算によれば・・・。
まずは去年良い思いをしたあそこの支流に向かいます、途中塩原を抜け「日塩もみじライン」を抜けて、日光市へ。
流石は「もみじライン」と言うだけあって紅葉やカエデの本数も種類も半端ない。美しいもみじが道路の両側を埋め尽くす。
もみじが綺麗だねえ♪とは言ってもこの時期み~んな緑色だけどさあ。(^^;

【富士見台の展望台から日光の山々を望む】
条件が良ければ富士山だって見えるんだけどなあ(未だ条件が良い時に来た事は無い・・・)
日光連山

日光の山々が良く見えます。右にまだ雪が残る白根山を始めとして女峰山や太郎山などの日光連山が一望できます。

【栗山漁協の日釣り券を購入】
とりあえず八潮湖のインレットにある民宿で日釣り券を購入した
最初の川はすぐ近く、日釣り券を購入して釣りの情報を伺うがここのお兄さんはどうやらあまり釣りには詳しくないらしい。
ただ、目の前の八潮湖には昨日放流したので釣れますよと言っていた。
残念ですが、こんなところで釣る気はないのだよお兄さん。

【八潮湖から日光連山】
だから釣り人が一杯なんだわねえ

【早速、釣り支度】
釣り自宅をしていると***ナンバーの外車が、目の前に停まって・・・
釣りの支度をしている僕らの直ぐ目と鼻の先に停まった****。あれれ、釣りするんかい。
弟は慌てて川へ、いやあ関東の釣り師は恐ろしい・・・。

【笹の花(驚)】
噂には聞いていた笹の花。見るのは初めて
笹が結花するのは60年~120年に一度と言われ、なかなかお目にかかれないので不吉な兆候とも昔は言われていたそうである。
この後の出来事を振り返ると確かにそうなのかも知れない・・・。(恐ろしい・・・)

【I沢水清し】
水量も落ち着いて魚も居る
魚は居た。でも凄く怯えていて川底に張り付いていて、動こうとしないのだ。
たまにフライに出るのは物凄い速さで、僕の電光石火の神業を持ってしても太刀打ちできないのであった。
川原には釣り人の足跡が道のように綺麗に続いているのを見て僕は溜息をつくのだ。

それでも、先は長いので焦ることは無い、ちょっと良いサイズのヤマメをバラしてしまったのは居たかったがリベンジはそれほど難しくは無いだろう。
・・・だろうはずだったのだが。

【お昼は冷やしたぬき蕎麦】
完璧主義の僕としては、刻みのりを忘れた事がどうしても許せんのであった
良さそうなポイントを探しながら川を彷徨うが、流石はGW、どこのポイントにもも釣り人が入っている。
イブニング前に適当な本流筋に入ることにしてお昼にしよう。

お昼は暑い日のフライフィッシングには欠かせない(・・・そうなのか?)冷やしたぬき蕎麦にした。
★乾麺と小袋入りの★天かすに小袋入りの★乾燥ネギに小袋入りの★刻みのりそして★チューブ山葵が有れば簡単に出来る。
可能なら、クーラーバックの冷房用に持ってきたロックアイスが有れば完ぺきである。

それよりもなによりもショッキングな事が起こった。イブニングに入るべく予定していたポイントが立ち入り禁止になっていて車も人も入れない事が判明したのであります。
ぎょえ~!ここで、イブニングをたっぷり楽しんで、温泉に浸かり、おいしいお酒と焚き火に癒される予定だったのですが・・・。

さあて、困まりました。
昔、タイ国に渡ったラ★ャダー氏に教えてもらったTRB川は明日の朝に釣る事にして今夜はどこにテントを張るべきか・・・。

悩んではみたもののさほどのアイデアも無く、トイレのある某観光ショップ辺りの駐車場をお借りして夜明かしする事にしたのであります。
駐車場の隅っこでささやかに晩酌となりました。

【ささやかに晩酌】
駐車場の隅っこをお借りしてキャンプのまねごと・・・

酒もほんのり回り始めちょいと良い気分になって来た頃、何やら背中に重い空気を感じ、恐る恐る振り返ると、なんとそこにはあのサウロンの住むバラド=ドゥアの塔が聳え立っていました。

燃え盛るサウロンの目に魅入られた僕は無意識のうちに燃え盛るランタンに手を伸ばしたのです。
「アチイッ!!」
思いっきりランタンを握りしめ、あまりの熱さに我に返った僕は、慌ててコッヘルに水と氷を用意し手を突っ込んだのでした。
左手でウィスキーグラスを握り右手を冷水に突っ込んで痛みに耐えながら晩酌を続けるのでありました。

バラド=ドゥアの塔がそこに
サウロンの燃え盛る目を見てしまった僕は・・・

【サウロンの呪い】
サウロンの目を見た僕は恐ろしい目に思えばあの笹の花はこの前兆を示すものだったのかもしれない・・・


そうこうしているうちに、雲行きが怪しくなって来たのを感じた僕らは早々に宴席を撤収し寝ることにいたしました。
「ここなら雨が降っても濡れないから良いべ」と、コットを広げた弟は他人には言えない素敵なスペースを見つけてお休みモードに入るのでした。

【雨を避けて・・】
おいおいそんなところに・・・

僕はなんか気持が悪いし車に戻って寝袋に潜り込みました。
ポツポツと降り始めた雨はやがて大降りとなり、明日の釣りを危ぶみながらも疲れに負けて寝入ってしまいました。
何時でしょうか、車のガラスをたたく音で目が覚めると車の外に青白い顔をした弟が立っていました。
「なんかの泣き声みたいなのとか話し声みたいなのが聞こえてきて怖くて眠れん、俺も車で寝る!」
今想えばおそらくはモルドールに向かうオークたちの叫び声だったかもしれません。くわばらくわばら・・・。

悪夢のような夜が明け、明るい日差しが戻ったのですが、サウロンの軍勢が立ち去った後には強風が吹き荒れ、体感温度も恐ろしく下がり、予定していたTRB川方面は風速8mとか、到底釣りになるものではありません。

諦めて国へ帰るか、それとももっと違う川を探すか・・・。
「まてよ、風は北西の風、それならば日光市方面はこの山の南側だから風裏になるんじゃねえか?」
僕の賢い?判断で駄目もとで日光市方面に向かう事にしました。「大谷川の上流とか、霧降川とかならどうかしらね」
なんと、僕の予想は的中で、日光市近辺は全くの無風状態で日差しも暖かくまるで別の国のようでした。
残念ながら大谷川の上流はまだ水量も多くて入るのはしんどそう、それならば市内のC&Rの近辺でも釣ろうかと言う事になりました。
折角来たんだから魚の顔を見ずには帰れねえべ。

セブンで入漁券を購入し、川に向かうとフライマンの多い事、GWくらい家庭サービスでもしてれば良いのにねえ。
釣り始めてちょっとした頃、監視員のお兄さんが来て入漁券のチェックをし、もっと上の方が良いですよ、昨日放流したばっかだからと言う。
成魚放流魚なんかどうでも良いのだけれど、初めての川で勝手が解らない他国の人間からしたら、ここは釣れないって言われると移動する仕方ないのである。
更に追い打ちをかけるがごとく「ここはドライフライでは釣れませんよ、ちょっと沈めれば釣れるけどドライは無理」
そうはっきりと言い切るかね、そりゃ沈めれば釣れるのは解るよこのプレッシャーじゃね、だからと言って僕は僕。
ドライに拘るも、やはり反応は無く、監視員さんの「沈めろ」の言葉が脳裏によみがえる。
「悔しいけど、負けるもんかい!」
頑固な僕はやはりドライフライを選択し釣り続けます。
たまに沈んだフライに反応を見せた魚もドライフライには見向きもしませんでしたが、そこは粘りと根性で打開するのであります。
目を皿のようにしてライズを探すと、ほら有るじゃないですか。
ライズを見つけりゃこっちのもんだべ♪
つうわけで、成魚放流のヤマメちゃんゲットです。

【ついにヤマメちゃんGET】
この際釣れれば成魚放流でも良しとしましょう

【ニジ君もGETだよ】
割と元気なニジ君でした

なんとか釣りになって良かったけれどやっぱり成魚放流じゃ満足度が違うんですよね。
帰りがけに鬼怒川本流に寄ってみようと言う事になったのだけれどやはり北側は風が強くて釣りにならず断念!

ちょっと満足、ちょっと不満のGWでありました。




  
タグ :GW大谷川


Posted by 老眼親父 at 22:34Comments(0)

2015年05月19日

山形県 僕の解禁♪

5月14日の事

さて、そろそろ山形の雪代も落ち着いてきたんじゃ無いべか。
雪代が早めに落ちそうな近場の川を目指してみた。

【上流部はまだ幾分水量が多いね】


いつもの上流部に入ってみたがあまり魚影も見えず、一尾フライに出たものの後が続かない。
たまに流れを走るヤマメも底石にへばりついていて水面には出てこない。
あまりしんどい釣りも嫌なので少し下流に下がって来た。

某温泉旅館の下のプールに入り、キャストしてみる。
突然、ボチャンと言う大きな音がした、流れの芯にかき消されるように輪っかが広がって見えた気がした。
「あれ?ライズだよな・・・多分」
初めての場所だから魚がいるかどうかも判らなかったけど俄然元気が出て来た。
魚がいるとなれば力の入り具合も変わるのだよ。
少し長めの距離をとってライズが起きたあたりにフライを落とすが反応は無い。
何投かしたとき、ライズがあって僕はすかさずロッドを立てたがフライは宙を舞った。
フライには出たけれどどうも食ってはいない気がする。
その後、何投かしたものの反応はすっかり無くなった。
キャストを止めてしばらく眺めていると流心の向こう側でライズした。
手前のたるみでも小さなライズが起きた。
キャストをするとライズは消える・・。少しこの場所を休めて上流に移動する。

上流からの流れに右からの流れがぶつかり少し深みが出来た見るからに好ポイント。
目をやるとと合流の下、合流の上部、右の流れの合流手前とあちこちでライズが見える。
何と言う、よだれが出そうな状況だ。
水面の流下に注意してみるも目立った虫が見える訳でもなく空中にも目立ったハッチが有る訳でもない。
とりあえず下のプールで反応があった#14サイズのメイフライダンを流してみる。
ライズの近くにフライを流すが全く反応しないのでカラーを変えて見る。
それでも反応しないのでサイズを落として見る。
それでも反応しないのでいよいよミッジに変えてみた。#20、#22、#24とサイズも変えてピューパからアダルトまで繰り出すけれどフライが通るとライズが停まるのだ。
ティペットのせいかしらん、ティペットも8Xまで落としてみたがそれでも変わらない。

もしかしたらスペントかもしれないな、上流でのハッチした虫が流れてきているかもしてない。フライボックスからコカゲロウを模したスペンとフライをチョイスする#16のスペントを結んで流すが反応しない「えー、駄目なのか」
#18の同じパターンを結び同じレーンを流すとなんとも素敵な出方でフライを咥えた。
「やったね♪」やっとですよやっと。ミッジまで総動員してやっとです。

【やっとの事ゲットしたヤマメちゃん愛おしいの~♪】

このヤマメちゃんには気の毒だけど胃の検査をさせていただきました。
「ほうら、大当たりだわ、サイズもピッタリ」

【スペントでしたね。フライが有って良かったよ】

【フライボックスには#16と#18が二本づつ・・有って良かったわあ♪】

ここまでセレくティブだとマッチした時の満足感たるや半端じゃあ無いのです。
3尾追加して上流に移動したら、割と急な流れの場所で確かにコカゲロウが飛び回っておりました、本当に上出来ですなあ。
こういう釣りは年間でも数えるほどしかないからね。

残念ながらここで大雨の襲来、天気予報は大外れだけれど釣りのほうは大当たり。

僕、大満足よ♪

  


Posted by 老眼親父 at 17:33Comments(0)