ナチュログ管理画面 フライフィッシング  フライフィッシング 北海道・東北 買っちゃった♪レポアウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2017年12月18日

NEMOのGALAXI-2P インプレ詳細

さて、またまた久しぶりの更新になります。
前回テントを更改した記事を書いたのですが、使用レポートの詳細編を綴っておきます。

NEMOのGALAXI-2Pは本体がオールメッシュと言う事もあって、夏場の暑い時期にはそりゃあ快適に決まっているのですが晩秋から冬場にかけてはどんなもんだろうと不安を抱えていたのであります。たまたま良いチャンス(予期しない試練)に恵まれたのでその経験を纏めておきます。

【新システムはNEMOのGALAXI-2PプラスSHADOWCASTER110】
tentsight

GALAXI-2Pの2回目のテント泊は10月の初旬、渓流釣りがクローズした直後の寒河江川は大井沢のキャンプ場。
この日の天気予報は曇りそして翌日は晴れの予定、夕方4時頃に現地に到着しテントを張る。
張り終えて温泉で暖まったあと、酒でも飲もうかと思った先から雨が降り出して来た。
本日の予報じゃ降水確率もそれほど高く無かったので高を括っていたのだが朝までしっかりと雨、テントを叩く音も賑やかな完全なる雨中キャンプになってしまった。月山もすっかり色づいたこの時期の雨は身体も芯から冷えさせるのだが、寝袋を頼れば全く問題無かった。
それよりもメッシュの本体と後述するZipperFlapVentの効果(?)もあってか、嫌な湿気を感じることも無く熟睡出来たのはこのテントの秀逸なところかもしれない。

3回目はめっきり冷え込んてきた11月初旬の荒雄川。荒雄湖畔公園キャンプ場にて。
天気予報は曇り時々小雨降水確率10%、降っても夜間には止む予定、翌日から晴天で降水確率0%、釣りには最高の予定だったのだが・・・。
雨なら初日は車中泊でもするかと思っていたのだが降りそうもないのでテントを張った。
これなら雨に合わずに楽しい釣りが出来ると思っていたのだがなんと夜半から雨が降り出し結局、翌日まで大雨となった。
この時期の鬼首の気温はほぼ0℃前後、雪に変わったらどうするべ位の話。
外は寒かったけれど、寝袋が頑張ってくれるので今夜も安眠。
一夜明けて、今日はY君が来た。残念なことに冷たい雨と強風の中の釣りに涙を流したのだった。
それでも翌日の晴天の予報を信じてテントに潜り込む、夜半から物凄い風の唸り声で目を覚ました。
寝袋の中は全く持って暖かいのだが強風はフライシートの下の隙間、自慢のCatenary Cutの裾をすり抜けて容赦なくテントの中に入り込んで来る。
だからと言ってテントは勿論、フライシートが煽られる様な事も無くテントの中は至って平和なのだった。

結局のところ心配していたオールメッシュで困ることは全く無く、3シーズンのみの使用を考えればオールメッシュって日本の気候にはピッタリかもしれないと思うのだ。。

さて、ザックリ言うとNEMOのGALAXI-2Pは、とても完成度の高いテントだと思う。
細かいところをチェックしていくと本当によく考えられているのがわかるのでその辺りを纏めておきましょう。



前回の書いた通り僕がテントに求めるのは下記の四つ。
1.設営と撤収が簡単なこと(一番大事)
2.2人用~3人用で2人で寝ても余裕があること(弟と釣りキャンプをするので)
3.見た目格好が良い事(長く付き合うのにこれ大事)
4.コストパフォーマンスが良い事(この歳になっての購入なのであと何回使うかと考えればそんな立派なテントは要らない)

それに関してはほぼ満足していましたが、ちょっとだけ不安だったオールメッシュテントの居住性も今回のキャンプでほぼ問題無い事が確認できました。
そして、のテントの細かな気配りをチェックしてみましたのでそれを紹介して自慢話を終えたいと思います(笑)

1.テントに自慢ポイントのタグが付いている。
本当に自慢したいんだと思います、僕らここまで考えてるんだぞってね。(笑)
★Catenary fly cuts
それがどうした?と思ったのだがよくよく無い知恵を絞って考えてみたら実は凄いアイディアだってことに気が付いたのだ!
フライシートの裾は逆カテナリー型(所謂アーチ形)にカットされている。通常の直線にカットされたシートはガイロープによる2点の支持間の生地は不安定で風などによりバタつく事があるが、逆カテナリーにカットすることで生地全体に圧縮力がかかるためピンと張られる事になる訳で、なるほどこれは凄いデザインなのだ。
catenary fly cut
★PawPrint Snap
PawPrintは是非とも揃えるべき(ちょっと高いけど・・・)
とても肌触りの良いPawPrintはテント暮らしの質を1レベルアップさせてくれる。
テントの四隅にはPawPrintを留めるためのSnapボタンが準備されており、PawPrintがヨレたり捲れたりする事なく快適な生活が送れるのだ。些細な事のように思うが有ると無いのでは居住性が大きく変わる筈だ。
pawprint snap
★zipper flap vent
これは、このテントの売りの一つかもしれない。
雨の時など、フライシートのジッパーを上部から開ける事が出来てテント内の蒸れを軽減できる?と思う。
2枚目の写真を見てごらん。
zipper flap vent
【黒い記事の部分に開口部のつっかえ棒が付いている。その片側を外して緑色のフライシート本体のベルクロテープに留める事で開口部を保持する仕組み】
Zipper Flap vent
★ID patch
ベルクロテープの片側が付けてある。良くわからないけど、たぶん自分の名前とか書いたベルクロテープを張り付けられるって事なのかな?
まあ、細やかな気遣いだこと(笑)
ID patch

2.天井にライトポケットなるポケットが付いている。
天井にあるふたつの三角形のポケットはヘッデンを入れることでテント内のランタン代わりに出来るのだそう。
light pocket

【実際はこんな感じ】
僕はいつも小さなLEDランタンを吊り下げるので特に必要性を感じなかったのだけど、実際に使ってみるとこれがなかなか良いのである。ヘッデンのLEDの強力な光源がメッシュのポケットで柔らかな明かりに変わりテント内を明るく照らすのだ、確かにランタンを下げる手間を考えたらこれも良いアイディアだよね。
light pocket

3.テント内にループが沢山ある。
ループになったテープが何箇所もあって、何かちょいと引っ掛けるのに便利。僕はカップかけて置いたわ。
loop

4.フライシートをポールに留めるためのベルクロの補強がエライ。
写真でポールにベルクロを留めていないが、ベルクロを縫い付けるために補強用のテープを付けてある。引っ張り強度を上げているのだ。
テープ止め

5.出入り口を開けた時の生地を束ねるのはマグネットでワンタッチ
写真の黄緑のテープの丸い部分がマグネットになっていてピタッとワンタッチで留められるのが斬新でしょ
magnet
しかも、このテープは蓄光になっているので夜間でも使いやすいのよ。
magnet


勿論すべてが万全と言うわけでは無いので、不満もな点も挙げておく。

1.出入り口の形状は三角形で二辺のファスナーを開けないと出入り出来ない。
どのみちオールメッシュなのだから、一辺ずつ開けて物を出し入れするような理由も無いからファスナーは一個で良い。いちいちファスナーを二個開けなくちゃならんのはイライラする。
出入り口の角は丸型にして一個のファスナーで開け閉め出来るのが便利だ。
2.出入り口の二辺のファスナーは斜め横と下側が開くようになっているが、これだと上側のメッシュが邪魔をして内側からフライシートのファスナーを開けるのにとても苦労する。手の長い僕でも大変なので女子や子供では開けられないよ。
3.結局のところ、出入り口の開口部が狭いので出入りが不便なんだよな。

最初の写真でお分かりの通り、今回タープのSHADOWCASTERも導入しました。
長い事モンベルのビッグタープを補修しながら使っていたのですが、生地からも浸水するようになったので思い切って更改しちゃいました。
これもなかなか優れものだったので次回インプレをアップしたいと思います。



同じカテゴリー(キャンプ)の記事画像
新しい焚火台を見つけたの巻
EPIgasの話(ランタン編)・・この記事は2022年2月7日に書きました
EPIgasの話(コンロ編)・・ この記事は2022年2月1日に書きました
地球の楽園「夜泣き谷」へ
ダウンサイジングの話
最終釣行はキャンプ&フィッシングで決める
同じカテゴリー(キャンプ)の記事
 新しい焚火台を見つけたの巻 (2024-02-23 09:58)
 EPIgasの話(ランタン編)・・この記事は2022年2月7日に書きました (2024-01-25 12:00)
 EPIgasの話(コンロ編)・・ この記事は2022年2月1日に書きました (2024-01-24 20:49)
 地球の楽園「夜泣き谷」へ (2020-08-05 18:00)
 ダウンサイジングの話 (2020-07-07 20:58)
 キャンプの誘いがあって・・・ (2020-06-19 18:00)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
NEMOのGALAXI-2P インプレ詳細
    コメント(0)