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2017年06月12日

辿り着いたのはChoTaだった

去年SIMMSのウェーディングシューズ、RiverTek2 Boa Bootを購入したばかりだが、先日新しくChotaのSTLを追加購入した。
そもそも、FoxFireのクイックジップⅣに始まりKorKersのguidそしてとChromeと変遷を重ねのてきたのはひとえに脱ぎやすさ。
履くのはまだしも川を歩き回った後、フラフラになった身体でシューズやウェーダーを脱ぐのに苦労するのは僕のような高齢の釣り人には拷問のようなものなのだ。

【結局Chotaに落ち着くのか】
chota

とにかく脱ぎ履きやすさに注目しシューズを選んできたここ数年の選択と、ここに来てChotaを選択するに至った経緯をまとめてみた。

1.FoxFireクイックジップⅣ
その名の通りサイドジッパーで履きやすく脱ぎやすいので購入時は大変喜んだのだが、このジッパーが曲者だった。
キチンと形を整えて乾燥させないとジッパー周りの皮革の乾燥後の形状によりジッパーが引っ張られて全く動かなくなるのだ、ジッパーを閉めずに乾燥させようものなら二度と閉まらなくなる困りものだった。
ジッパーを開けたまま履いて川に少しの間入っていれば皮革が柔らかくなりジッパーも動くようになるのだが、今度は濡れたジッパーのつまみが滑ってなかなか閉まらないと来る。

【ジッパーは乾燥した皮革の形状に引っ張られて動きが制限されてしまう】
辿り着いたのはChoTaだった

後で知るのだがFoxFireのサイトに「クイックジップウェーディングシューズのメンテナンス」なる記事が出ており、「ジッパー部分に市販の潤滑剤(CRC556など)を塗布してください。」と書かれている。
そもそも、脱ぎ履きが面倒で購入した年寄りに、CRCでメンテナンスなどちゃんちゃらおかしいわ!(あくまでも僕のことですからね・・使い方が悪いだけだろうと言うクレームも要りませんよ)
この靴、もうひとつよろしく無いのがつま先のゴム部分、石にぶつかればゴムが裂けるし裂けた後の白黒のコントラストが見事に貧乏くさい・・・。保管方法やらなんやらと注意書きもあるのだが、道具である以上、簡単便利の他に丈夫ってのは必須では無いだろうか。
今までFoxFireも何足も履きつぶしてきているが、僕の経験上ではこれは最悪のシューズであった。コストパフォーマンス悪すぎです。
渓流での安全を確保するべきウェーディングシューズに必要不可欠なのはやはり頑丈な造りと材質だと思うのだが・・如何なものか。

【ゴムが裂けてて無数の亀裂が入る】
辿り着いたのはChoTaだった

2.KorKersのguide
上記のクイックジップにイライラしながら、並行で履いていたのがこれ。
KorKersってのが日本に上陸、なんとソールが交換出来るって!(オムニトラックスインターチェンジャブルソールシステムと言うらしい)釣り上がった後、林道を戻って来るのにラバーソールに交換出来るんだよ、歩きやすいしフェルトの減りが少なくなって経済的(経済的かどうかは検証したくない・・・)じゃないの!しかも面倒なソールの張替えもしなくていいなんて神だよ。
食いついたのはそこだったのだが、ラインナップの中にシューレースの代わりにBoaレーシングシステムって言うダイヤルでワイヤーを締め上げる機構が付いていたのがこのguide、これは脱ぎ履きが楽に決まっている、構造が丈夫かどうかわからないけどスノーボードのブーツなどにも採用されている実績があるので特に問題は無いだろうと言う事で早速購入したのだ。
もう、シューズの脱ぎ履きに関して言えばほぼ完ぺきね、とにかく楽。
しかしながら、ソールの交換システムそのものは良いとして、フェルトソールの面積が少ない、シューズのソールの樹脂枠の中に埋め込むようにはめ込まれるフェルトソールはいかにも面積が小さく、つま先も外形も樹脂部分の面積が大きいのでシューズの付き方によって結構滑るのだ・・。
それでも弱点をカバーしつつ履いていたのだがどこかの釣り場に置き忘れてきてしまったのだった(涙)

3.KorKersのChrome
guideを紛失してどうしようかと思っていた頃、KorKersのラインナップが新しくなった。
勿論あのBoaレーシングシステムは健在、しかもなんとソールの形状が大きく変わっている、ソールはワイドになって埋め込むタイプではなくソールの上にアウトソールが乗るような形状に変わり圧倒的に接地面が広くなった。
ただし、どうにもアッパーの素材が気になる、シューズに求める頑丈さからこのシューズもかけ離れてしまったのか。
それでも、Boaレーシングシステムは捨てがたくChromeを購入、なかなか良い、なかなか良いのであります。
KorKersのフェルトは割りに良いと僕は思う、硬すぎず新しいうちは結構グリップ力も良いのだ、ただ如何せんフェルトが薄すぎる、減りが早いこともあるが、僕は履くたびにフェルトを金ブラシでこすり起毛させて使うのだが、薄くなるとどうしてもフェルトが硬くなってしまう。それでも高い金を出して新しいソールに変えれば事は住むのだから問題は無い。
自前でのソール交換も面倒になってきた昨今、ソール張替えをメーカに出すのと比べれば新しいソールと交換するだけなので張替えにかかる期間もかからないし相当楽ちんではあるのだ。
しかし、先日シューズを脱いだ時に当初の心配事が的中しているのを発見、なんとBoaレースのワイヤーを保持する部分が裂けてワイヤーがプラプラしているじゃないか。
自分がダイヤルを締めすぎただけなのだろうが、力のかかる部分だけにもう少し素材を含めた丈夫さを求めたいところだ。
こうなるとBoaレーシングシステム交換で復活と言う訳にもいかず、廃棄しか道は無い。

【締め過ぎが原因かもしれないがワイヤーの支持部がむしり取れた、これは酷過ぎるだろう】
辿り着いたのはChoTaだった

次期モデルとしてホワイトホースとかも検討したのだが、同じ目に合うのは痛いのでもう少し他をあたることにした。
条件は履きやすく脱ぎやすい事、そして少しでも丈夫なこと。

後で知ったのだが現行のモデルはSIMMSのそれと同様にレースのワイヤーの支持部がプラスチック製になりかなり丈夫になっていることが分かった。既にSIMMSのRiverTek2購入後だったので時すでに遅しだが、Boaレーシングシステム採用モデルはSIMMS同様ハイカットブーツタイプなのがいまいち好かんのだよな。そうそう、メーカサイトでもシューズでは無くブーツと呼ぶようになったもの。

【korkersの現行モデルはSIMMS同様支持部が強化されている・・・写真はSIMMS】辿り着いたのはChoTaだった

4.SIMMSのRiverTek2 Boa Boot
新しいBoaレーシングシステム採用モデルのシューズを探していて見つけたのがこれ。
如何にも頑丈そうでワイヤーレースの支持部もプラスチックになっておりChromeのような痛き目には合わないで済むだろうと思う、SIMMSのシューズは初めてだが名前の通りシューズではなくブーツである、足首の動きも制約を受けそうだが、猫も杓子もSIMMSって言うくらいだからそれなりに優秀なのだろ、しかも一足3万円と信じられない値段、見合った性能は当然発揮される筈なのだが。
履いてみて、確かに丈夫そう、Boaレーシングシステム採用なのだから脱ぎ履きは申し分ない。
しかし心配の通りブーツカットは足首が自由にならず、しかもフェルトは硬すぎて渓流には絶対的に不向きである。
水抜きの穴は米粒より一回り、いや二回りは大きな穴が片側3つ、メッシュ等ではないので砂地を歩くと靴の中に砂が入り込み土踏まずの下にたまった砂がとても気持ち悪いのだ。一体このブーツ(シューズでは無い)はどういうシチュエーションを踏まえて設計されたのだろうか?
残念ながら無駄遣いだった。スノーボードには良いかもしれない(笑)

【SIMMSは完全にブーツ、渓流では極めて使いにくい】
辿り着いたのはChoTaだった

【ChotaのSTL】
もともとChotaは随分古くからこのモデルが用意されているのだが、今までその候補にあがらなかった。なんでだろう?
SIMMSのRiverTek2がこの調子なのでちゃんと渓流を歩けるシューズが欲しい、編み上げのシューズは手持ちで何足もあるのだがやはり脱ぎ履きの楽なシューズが欲しい、頑丈なだけじゃなく昔からのウェーディングシューズのようにある程度は足首の自由も利いて渓流の大石も小石もクリア出来る柔軟性を持つ奴が欲しい。
と言う贅沢三昧でシューズを探していたらChotaにたどり着いた。
STLは独自のクイックレースシステム採用でこれも脱ぎ履きがとても楽である。
レースをフックに引っかける外すの作業はBoaレーシングシステムと比べると若干煩わしいがこれしきの事に文句を言っていたのでは履くシューズが無くなってしまうので止めておこう。
それにプラスして水抜けの良さは驚異的、水抜き用のドレーン部分はマイクロスクリーンになっているので砂の侵入もほとんど無い。ウェーディングシューズのもう一つの大事な機能だ、これによりシューズの重さが格段に軽く感じるのだ。
もう一つ、つま先のカップには最近少なくなったスチールシャンクが入っているので、水中の石につま先をぶつけて悲鳴を上げることも無くなる筈だ。

【クイックシューシステムはKorkersにBoaレーシングシステムが採用される以前からあるのだが】
辿り着いたのはChoTaだった

これまで書いてきたように丈夫さも考慮していくと、結局新素材の強度に関して幾分懐疑的になってしまい、やはり昔からの本革製に勝るものは無いんじゃなかろうかと真剣に考えるようになった。
従来、本革を使用したシューズしか履いていなかった僕が最近の流行りに乗って数足新素材のアッパーを使ったシューズを履いてみて思ったことがある。
本来、本革のシューズは型崩れを防止するために陰干しして水分を取って・・・皮革にはクリームを施して等々手入れが面倒、それに対して新素材のアッパーを使ったシューズなら洗って乾かせばそれでOKみたいな感覚でいたのだがその考えは全く違っていた。
新素材はそれなりに水分を嫌うしそれ以上に日光を嫌うのでかえって結構なメンテナンスが必要だった。

本革を使用したシューズについては型崩れと縫製部分の糸切れそして生地部のほころびくらいがリスクだったけれど、最近の新素材は素材自体の強度の問題と自然界での劣化の速さなど数々の課題をクリアしてやらないと長期使用に耐えないというのが僕の実感。

【結局メンテナンスの手間、丈夫さを考えると昔ながらの本革製のシューズが最強なのかもしれない】辿り着いたのはChoTaだった

ここにきてChotaの採用は、僕がウェーディングシューズに求める要求をほぼ満たしてくれているからに他ならない、切れる可能性のあるクイックレースはスペアが別売りされているし、SLTの皮革は防水加工されているため少々手入れをさぼってもそうそう問題にはならないだろうと勝手に思っている。

やはり、最終的に行き着くのはシンプルなのかもしれない。







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Posted by 老眼親父 at 23:59│Comments(0)
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