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2016年09月23日

2016年秋 遠征二日目(その2)

すっかりイワナ釣りを堪能したらそろそろお腹も空いてきた、飯豊山荘でお風呂に入って蕎麦でも頂こうと思って山荘のドアを開けようとしたら何やら貼り紙がある
『お知らせ 9月5日から9月16日の間、引湯管清掃のため休館します』
「何?休館?」よりによって何で今日まで?ああ、僕ってなんて運の良い人なんだろうね(涙)
仕方がないので下流の梅花皮荘か川入荘で入浴することにして山を下った。
【お風呂をいただこうと思たのだが】
飯豊山荘


なんてこった、梅花皮荘にも川入荘にも上と同じ貼り紙がある、きっと源泉は一緒なのかも知れないね。
お風呂は諦めて腹ごしらえをすることにしよう。
ここに来たらやっぱり越後屋さんの蕎麦だよね、何年ぶりだろうか相変わらず壁には大きな熊の毛皮が貼ってあります、メニューを開くと熊とかイワナとかが並びマタギのそれをたっぷりと感じさせる。
お、『熊の手蕎麦10万円』のメニューも健在でてさありますな。
僕はざる蕎麦の大盛をいただきました、だって熊もイワナも苦手だからね(笑)
【越後屋さん自慢の熊】
熊
【マタギの世界に浸れるメニュー】
メニュー
【僕はざる蕎麦を大盛りで】
ざる蕎麦




さて、お腹も膨らんだし午後は小国町に戻り荒川のイワナと戯れようかな。
荒川の上流に向けてく車を走らせているとカーナビに今まで気づかなかった支流が見えた、急遽進路を変更してその支流を探す。

支流は確かにあった、あったのだが・・・。
橋から川を覗くと川幅はあるものの水が無い、多分水深は10cm有るか無いかってとこ、普通の釣り人なら絶対に相手にしないだろう。
しかし、なんとなくまた胸騒ぎがする訳です、そしたら行くしかないじゃないか(笑)

【支流を発見するも水深が無い】
支流

川に下りると水深は5cm位しかありません、かろうじて両岸のギリギリのところが水深20cm位有るか無いかです。
僅か幅10cm位の岸沿いにフライを流すとパシッ!という素早いライズが出た、「まさかウグイじゃないよなあ」
この川はヤマメの川だと何となく感じて入ったくせに少々気が弱いんじゃないかい。

とにかく魚がいることは分かったのであとは正体を確認する事が先決である、同じように岸ギリギリにフライを流すと出ました今度は確実にフッキングした。
「ほら、やっぱりヤマメだ(^^♪」
釣れたのは木っ端ヤマメだけどヤマメが居ることは間違いない訳で、もう少し水深のある流れがあればきっと良型ヤマメが居るにきまってる、なんたって本流に繋がっているんだからね。

【この川の木っ端ヤマメは背中の斑点が特徴】
木っ端ヤマメ

かなりの間水深の無い平らな川を木っ端ヤマメを遊びながら進んで行くと上流に向かって少し角度の着いた流れに変わる、その角度の分水量が増えた場所が良いポイントになっている。
「居るな、ここに居る」胸の奥で呟くと僕は少し緊張した。
左岸の、落ち込みと言うにはあまりになだらかな落差のポイントにフライを落とした、程なく小さな水飛沫が上がりロッドがしなる、婚姻色が美しい良いサイズのネットに入った。

【良いサイズのヤマメが】
ヤマメ

このあたりから流れも幾分変化するようになると良型のヤマメが顔を出すようになった。

何か胸騒ぎのような、何かに呼ばれるような不思議な感覚になる事がたまにある、昨日もそうだったのだが今日もそうしてこの川に立った。
それが現実として結果に繋がった時、何やら想像を超えた満足感で満たされる。
今回の遠征はそんな感覚で川に立つ機会が多かった、何だろう神様でも僕を呼んでくれたのだろうか。
もう今日の釣りは終わりにしよう、イブニングの釣りもしたかったのだが既に釣り人の心は満たされた。

帰り道、空には秋のうろこ雲が広がっていた、天気が変わるかもしれないさっさと帰ろう。
さて今夜はどこにテントを張ろうか、雨が降るかもしれないしなあ・・・。
あそこの軒下なら雨が降っても濡れることは無いな、テントを張らなければ雨の中の撤収でうっとおしい思いもしなくて済むし・・・。
そうして僕は昨夜と同じ道の駅に向かった。

【秋の空とうろこ雲】
うろこ雲

なんという軟弱者になってしまったんだろうこの親父は


3日目横川の釣りに続く




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