見えない毛ばり（その後）

今年の七夕の日に突然の頭痛を訴え一週間後の13日に旅立った母の49日が過ぎた。
今頃は向こうの世界で先だった父と再会しているだろうな。
本当に仲の良い二人だったからきっとまた仲良く寄り添って行くのだろうと思う。

９０歳になる年にお風呂で溺水しあの世に向かうところを呼び戻してから6年、両足の股関節と大腿骨と三度の手術を乗り越え、掛かりつけのDｒをして「鉄人」と言わしめた母だった。
そんな母だったから僕らも大切に護って来たのだけれど、余りに突然の出来事で心の整理もつかぬまま見送ることになってしまった。

それでも昨日8月30日が49日、母が居ない生活にも少しづつ慣れてきた。
忌中も明けた今日からは、少し自分を中心に生きて行こうと思うのだ。
あと数年か数十年か、もう一度自分を磨き直して行きたいものだ。