バルク物のフェザーを生き返らせよう
マテリアルの整理をしていたら、ティールのエコノミーパックが大量に出て来ました。
ずーっと袋に入れっぱなしだったので潰されて捩じれて、このままでは使い物にならないので生き返らせましょう。
特別難しい事じゃなく、スチーム当てるだけだけど。
【処理前】
バルク物のフェザーの多くはストークが横に反っている(というか捩じれて)いますよね。ファイバーも圧迫されて萎まっています。
【処理後】
ストークの捩じれが取れて、フェザーも大分開いています。
【こんな感じでどうでしょう】
上の写真のフェザーです、これならなんとかウェットフライのウイングにも使えますよね。
さて、処理手順は次の通りです
1.平たい鍋に水を張って、フェザーを広げたザル(金網のボールなど)をその上に乗せ、お湯を沸騰させます。(鍋が見にくいですが・・・)
写真のような平らなザルがあると便利です。
2.お湯が沸騰したら蒸気をまんべんなく当てます。
(僕は効率よくするために蓋をしています)
3.十分スチームを当てたら火を止め、少し深めのザルに移します。
大体、2~5分程で十分です、フェザーの様子を見ながら調整します(長時間やりすぎると脂も抜けちゃうので要注意です。)
4.深めのザルに移したらドライヤーで乾かします。
しっかり乾かしてください。湿ってるとやがて戻っちゃいますからね。
5.出来上がりです。ふんわりと乾燥したら、大きめの容器に移しておきましょう。
袋入りのフェザーは、購入したらすぐ大きめの容器に移し替えておきましょう、それでも使える状態まで戻るのは難しいです。
当面使う分だけをこの方法で処理して容器に入れて置くのが経済的です。
今回はティールダックのフェザーを処理しました。ティールのストークは硬いので少し時間をかけましたが、CDC等のフェザーは蒸しすぎると肝心な脂分も抜けてしまうので気を付けましょう。
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