ついにテントを更改したのだの巻

老眼親父

2017年09月21日 22:56

永い事、僕とキャンプを共にしてきたシエラデザインのストレッチドームは大のお気に入りテントだ。
他にもテントは幾つか持っているのだが専らこいつばかり使って来て早30年近く経つと思う。

青と白のコンビネーションカラーがひと際美しく変形八角形の床面と適度な高さの本体は2人で暮らすのに十分すぎる広さを持っている。

本体はテントポールにフックで吊利下げる方式で、テントのスリーブにポールを通すタイプが主流の時代にとても斬新なデザインだったし、それはテントの設営撤収にとってもとても楽ちんだった。
ポールとフックが作りだすテントの幾何学的な形状が何とも言えず格好良くそれを覆うフライシートが恨めしかったものだ。

【僕とキャンプを共にしたSIERRA DESIGNS STRETCH DOME】


そのテントも年を追うごとに生地もヘタって来たが何度かの防水処理を施しながら付き合って来た。

数年前に息子家族とキャンプをした時にポールのジョイントが不完全なまま設営したらしく、これもお気に入りだったEASTON社製のジュラルミンポールのジョイント部分が裂けてしまった。そのまま何度か使ってきたのだが先日のキャンプで見たら裂け目も大きくなっていたので意を決して新しいテントを購入することにした。

【EASTON 7075W 340TENTUBEもお気に入りだった】

【ジョイント部が裂けた】



購入するに当たっての条件が幾つかある。

1.設営と撤収が簡単なこと(一番大事)
2.2人用~3人用で2人で寝ても余裕があること(弟と釣りキャンプをするので)
3.見た目格好が良い事(長く付き合うのにこれ大事)
4.コストパフォーマンスが良い事(この歳になっての購入なのであと何回使うかと考えればそんな立派なテントは要らない)

で、いろいろ考えたのだが数年前に良いかなと思ったテントがあった。
NEMO社のGALAXI STORM-2P がそれだったが現在は既に廃盤となっているようで手に入れるのは難しそう、それでもネットをググって居たら同じNEMO社のGALAXI-2P BACKPACKING TENTを発見した。
どうやら本国での販売しかしていないようだが諦めずにググったら、ちゃんと扱っている店がありました。
ところでGALAXI STORM-2PとGALAXI-2P 、似たような名前なのだけどいったい何が違うのでしょう。

良く見ると後者はインナーテントがフルメッシユなのでした。
流石にこれには悩みましたよ、春先とか秋口とか寒いべなぁ…。これは無理かなと思ったのだけどじっくり考えていたらそれまでのテントに対する考えがコロッと変わりました。

まあ昔みたいに山でテン泊する事も無いし、基本釣りキャンプがメインだから釣りシーズンだけだし、寒かったらシュラフで対応すれば事足りる訳で。
他のシーズン必要なら別のテント使えば良いわけだしね。
割り切ったら何とも言えない安堵感が湧いてきて購入決定となりました。

【ついに新アイテムが決定】


こちらはフットプリントも付いていてなんともお得感たっぷり。
しかもそのショップ、テントと一緒にパウプリント買えばパウプリントがほぼ10,000円引きだそうでお得だわー♪つうことで直ぐ様ポチりました。

そして早速、小国の釣りキャンプで初披露となりました。

テントの重量は2.5kgほど、いくらか重いですがシエラのストレッチドームと比べりゃ遥かに軽い。
流石に山でテン泊するわけでもバックパッキングする訳でも無いので何の問題も有りません。

1番目の条件の設営と撤収は至って簡単、最近流行りのハブリンクポールは全てのポールが繋がっているので組み立ても簡単だしポールを無くす事もありません。
フルメッシュのインナールームは何となく心細いけれどフライシートを掛ければ違和感も多少解消されます、後は馴れだけですね。

【とにかくいろいろと考えられている】


さて、2番目の条件のスペースだけど二人用のテントとしては床面積は結構広いです。大人二人がゆったり寝れますが天井が幾分低いのでサイドウォール(メッシュ)が迫って来る感が多少有ります。ま、これも馴れれば問題無しですね。
弟は圧迫感があって寝つけなかったと言っていましたが、閉所恐怖症の僕が普通に眠れたので全く問題無しです。
車中泊が苦手な僕は基本テント派なのでソロで使うにはとても使いやすいテントです。

インナールームの出入り口は左右2か所、当然ながら前室を兼ねたフライシートも左右対称なので2人とも別々に出入りができ、出入りの際に相手を跨ぐなんてこともありません。
例えばインナー出入り口のロールアップにはマグネットタイバックと呼ばれる磁石で固定する方式で片手で速やかに操作できるのでとても便利。
フライシートにはベントストラットが(換気用のつっかえ棒)付いているので雨の日の湿度調整など換気にも便利です。
テントの四隅にはパウプリント用のホックが付いていてパウプリントがズレるのを防いでくれます。
まだまだ細かなところにいろいろな気遣いがあってメーカーのやる気がガンガン伝わって来ます。

【サイズはこんな感じ、それでも大人2人余裕で寝られる】


あともう一つ、使うことが有るかは?ですが、インナーテントを使わずにフライシートとフットプリントだけでタープのように使うことが出来たりとまあいろいろ考えられております。

ロゴのデザインも含めてフライシートも格好良く、グリーンのカラーも素敵で3番目の条件もクリアです♪

【前室を兼ねたフライシート、スペースも十分】


さて、最後のコストパフォーマンスは、先に書いたように様々な配慮がされていて居住性も高く問題なく高いです。
この価格でこれだけのテントってそうそう有るもんじゃないですよ。

シエラのストレッチドームからの乗り換え、自分のなかでは結構ハードル高かったのですがこれはとても良い買い物でした。
さてあと何回キャンプ出来るでしょうかねえ・・・。

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