「悩んでいるなら釣りに行け!」福島も渓流解禁

老眼親父

2015年04月05日 09:12

福島県も渓流解禁を迎えて最初の土曜日。
午後の予定もあるのでどうしようか悩んでいたのですが、明日は雨らしいし・・・。
「悩んでいるなら釣りに行け!」と言う己の信念に基づき、車検中の代車に荷物を押し込んで出発したのであります。

場所はいわき市の某渓流、ほとんど最上流部の小さな渓。
実は去年もこの川で解禁を迎えたのでありました。
【ひっそりとした某川上流部】

いつもの場所から川に降りると、春を告げるカタクリの花とニリンソウの群れが僕を迎えてくれます。
この辺りでは珍しくカタクリに彩られた春の流れは優しさに満ち満ちて、僕は「花の川」と密かに呼ぶのであります。
【カタクリの群生はこの辺りでは珍しい】

【ニリンソウは渓の流れに良く似合う】

【ニリンソウの群生】

ニリンソウはとても多く群生するので良く判ります。この川の周りにはイチリンソウとサンリンソウも数は少ないけれど見つけられます。
【アズマイチゲを発見】

【キクザキイチゲも咲いていた】

イチゲの花はイチリンソウ属です。
キクザキイチゲの花言葉は「静かな瞳」、漢字で書くと「菊咲一華」まあ、なんともしっくりくるじゃあありませんか。
アズマイチゲは「東一華」と書きます東は関東の意味だと言われています。
これらは「スプリング・エフェメラル」と呼ばれます。春の一時だけ花を咲かせて後は地中で長い季節を生きていることから「春の妖精」と呼ばれるのです。エフェメラルですよ、フライフィッシャーならお解かりでしょうエフェメレラのことです。
カゲロウと一緒です、そう、どちらも妖精ですから。

釣りはどうした?
入った場所には小動物の足跡らしきものが転々と残るだけで釣り人が入ったらしき痕跡は見当たりません。
「シメシメ」と、ほくそ笑んだのですがさっぱり魚が見えません・・。
10分ほど釣りあがった頃、ちょっとした大場所でで第一釣り人の足跡発見、第二・第三釣り人の足跡も発見しました。
「こりゃダメだ」
でも諦めませんよ僕は、全部釣られちゃう事なんか有り得ないですから。
もしかして先行者が餌釣りさんだとしたら、大場所はダメでも浅い流れなら釣れる可能性もありますからね。
どうやら僕の読みは大当たりで5分も進んだ浅い流れには結構な数のヤマメが入っておりました。
サイズこそ小さいけどそれでも解禁の釣りとしたら十分です。

【小さいけど福島解禁後の初ヤマメ#15のフライがでかい事(笑)】

「花の川」で初釣り初ヤマメ。
何も言う事はありません。至福。

渓の土手にある小さな祠、何が祭られているのか判りませんがいつも流れを見つめています。
「今年も良い釣りが出来ますように・・・」
【今年も祠にご挨拶】


二礼二拍手一礼









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